パンク点検・外面パンク修理の危険性

閲覧ありがとうございます。

今回は、最近チラホラ見かけるようになった「新型クラウン」21インチのご依頼を頂きました。

クラウンにこのサイズが必要なのかが???ですが、今回の事例をご報告させて頂きます。

初見にて、ネジの様な物が刺さっていた跡を発見しました。サイド部には表裏共に低内圧走行の際に有る「引き擦り痕」は有りませんでした。その為、パッと見では、パンク修理で対応出来ると判断する所ですが、タイヤを剥がしてみてビックリ!内部は、既にボロボロ・・・。

初見の判断で「外面パンク修理」と言う応急処置をしていたら大惨事になっていた事でしょう。今回の様な事例があるから「外面パンク修理はあくまでも応急処置です。」と言われる事がご理解頂けるかと思います。

チェック不足で、外面パンク修理を行ったスタッフは何も怖くありませんが、知らずに直ったと思いこのタイヤを使用し怖い思いをするのは「オーナー様」です。

ですので、外面修理とは応急処置の事です。内部確認をして異常が無い事を確認した後に外側から処理をする事が「外面修理」と言えると思いますが、より安全に修理を行うなら「内面修理」が本来のパンク修理と考えます。

しかしながら、国産車にこんな大口径タイヤが必要なのでしょうか?いくら高性能になった自動車とは言え、ブレーキキャリパーやブレーキローターのサイズが輸入車のように大きくなっていないにも関わらず21インチ程の大口径化するのに疑問を感じます。18・19インチで十分ではないでしょうか?しかも、欧州車の大口径と違ってこんなに重いホイールを使用してエコなんでしょうか?とも感じました。

大口径化すれば付随してタイヤも特殊なサイズとなり価格帯も大きく上がります。今回のタイヤも同じブランド銘柄が一体いくら位するのでしょうか。チョット調べてみました1本あたり5~6万円以上する事が解りましたので、1台分だと20万円オーバーと言う事になりますね。(メーカー取寄せ時、商品のみの価格です)

だからと言って、 主要メーカータイヤの半額以下で販売されている 国内にメーカー会社の無い輸入ブランドのタイヤでは、高性能と言われる自動車の本来の性能をキープ出来るのかが不安と心配です。品質・精度に不安要素がある商品では、本当に大丈夫かな?・・・オーナーさんが不快や恐怖を感じてしまうのではないか?と個人的に思ってしまいます。

オーナーさんにはこの値上げ値上げや増税で不景気の出口の糸口が全く見えない世の中の状況で、タイヤの価格帯が重要だと思います。ですが、命を預ける部品ですし、凶器とならない様に車に合った性能を持ったタイヤ選びをして頂きたいと思う今日この頃でした。

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