ご報告(これはダメです)

閲覧ありがとうございます。

今回は、驚くお話をお客様より伺いましたので書きたいと思います。

お客様のお話ですとこうです。A:スタッフ B:お客様

A:お預かりしていたお車がパンクしてたんで修理しておきました。ここです。

B:えっ?!交換しなくて大丈夫なのでしょうか?

A:大丈夫ですよ。但し、高速道路を走らなければこのまま使用して大丈夫です。余計に詰めてありますから。

B:本当に大丈夫なんですか?問題ないですか?

A:はい。高速を走らなければ大丈夫です。

との、やり取りが合ったそうです。しかし、お客様自身に「不安」と「恐怖」が合った為、今回交換のご依頼を頂きました。そして私にお話下さいました。結果、大事に至らなくて良かったと思いますしお客様の好判断となりました。

このお話を聞いてビックリしました。このスタッフさんの「大丈夫」はどこから来る自信でしょうか。ご自身の経験でしょうか。もし、そうだとしれば運が良かっただけです。

タイヤ製造メーカーが「この部分の修理は「危険」ですので修理は行わないで新しいタイヤに交換して下さい。」と言っております。タイヤのカットサンプル(タイヤを輪切りにしたもの)を見てもここの部分にはタイヤの強度を司るスチールベルトが入っておりません。

ショルダー部からサイドにかけては、合成ゴムとベースのコード帯により路面からの凹凸を吸収するバネの役割の場所となります。その様な1トンを超える車輌重量を支えていて常にクッションとして揉まれる場所に貫通痕を作って大丈夫な訳が無いではないですか?

スタッフご自身の車輌で自己責任で何が有っても他人に迷惑を掛けないで扱い切れるならまだしも、不安がっているお客様に対し「高速を走らなければ大丈夫です」と言い切ってしまうスタッフに怒りすら覚えました・・・。どこの店舗のスタッフかも話の流れで分かってしまいましたが、やはりどんなに有名で大きなお店でもその看板の信用に見合うスタッフが全ての店舗ではありませんが、揃っている訳ではない事が改めて解りましたし、この先の自動車整備業界は大丈夫か?ビックモーターの悪質な犯罪行為とも取れる内容が取り沙汰されているのに、危機感が低すぎない?とも感じてしまいました。

扱いを誤ると、殺傷能力の高い凶器となる「自動車」の整備、メンテナンスに携わるスタッフの「意識・経験・知識」レベル低下に危機感を感じる今日この頃でした。

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