ランフラットタイヤでも限界はあります

閲覧ありがとうございます。

今回は「ランフラットタイヤのセパレーション」事例が発生致しましたのでご紹介致します。

タイヤの側面部に強い衝撃を受けると内部コードが切断され損傷した所より内圧が掛かりコブの様に膨れ上がります。サイド補強ゴムが入っているランフラットタイヤのサイドがこんなに膨れるまで走行を重ねていた事に驚きました。スタンダードタイヤで同じ症状だったら、とっくにバーストしているであろう期間と距離を伺い2度驚きました。

タイヤ内部インナーライナー(チューブの代替層)には、しわが入りゴムの粉が出ていました。インナーライナーが損傷(破け)し、そこから内圧が逃げて外部にコブが出来ていたようです。パンク状態の内圧で走行を重ねた事による内部損傷とサイド部ダメージによるダブルパンチにて、屈強のランフラットタイヤの補強ゴムが負けたと言う事になります。

ランフラットタイヤは、空気圧ゼロでも80㎞/h以下で80~100㎞(メーカーによる)の距離を走行出来ますが、それを遥かに超えれば壊れます。タイヤは適切な点検・メンテナンスによって長く安全に使用出来る物になります。

自動車でのお出掛けでは「ご友人・ご家族」等、大切な人と過ごす時間も有ると思います。安全に操作する為にも、溝が無い・深い傷が有る・変形している等々、 お出掛け先でのトラブルや最悪の場合人身事故が起こらない様に「タイヤ点検」をお願い致します。

1トンを超える重量物が高速移動する自動車を「曲げる・止める・支える」を担っているタイヤの重要性を、これからもお伝え続けて行けるように精進して行きたいと思います。最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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