偏摩耗の危険性

閲覧ありがとうございます。

今回は、先日タイヤ交換をさせて頂きましたノーマル車高ビックセダンのタイヤの状況が危険域だったのでご紹介致します。

かなり傷んでいたタイヤでしたが見える範囲には、まだ「溝」が有るのでもう少しと言うことでご使用中だったそうですが、車が真っ直ぐ走らない状況に違和感があったそうです。

私個人の見解としましては、1枚目の写真の縦の主溝左端(車両内側)に経年劣化による深いひび割れが入っております。2~3枚目の写真のタイヤも同様だったとの状況から水分(雨等)がひび割れから内部に浸透しベースになるスチールベルトが侵食され変形し内側が全体的に腫れ、3枚目の写真のように斜めに摩耗してしまい直進性にも影響が出てしまい、腫れの状態が酷い所がいち早く摩耗して部分的にワイヤーが露出するほどの状態となったと推測されます。

車両の内側で起こっていた症状ですので、パッと見るだけでは早期発見は難しかったかもしれません・・・。大きな事故などにならなくて良かったと思います。私も久しぶりにここまでの異常摩耗を拝見いたしました。

経年劣化の「ひび割れ」は判断が難しい所だと思います。初期・中期・末期と状況により危険性が増しますが、こうだからこうと言う正確な線引きはありません。あくまでも点検した人の匙加減となります。

お車の「使用環境・保管場所・使用年数」等で、タイヤの経年劣化や摩耗状況は、大きく違うと思いますので今回のケースのように、もう少し大丈夫だろう・・・が間一髪の所まで行ってしまっている場合や初期症状の段階で危険を煽り交換を進められる場合等と・・・両極端のお話ではありますが、オープン当初より書いておりますが、点検する人によってと言う事がお伝えできていればと思う今日この頃でした。

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