低内圧タイヤの末路

閲覧ありがとうございます。

今回は、先日18インチランフラットタイヤ交換をさせて頂いたお客様のタイヤの状態を記したいと思います。

ランフラットタイヤは、空気圧「ゼロ」でも車輌を支え一定区間を一定スピード以内で走行する事が可能な特殊なタイヤです。

ですが、普段から低内圧で走行を繰り返すことで「タイヤに異常摩耗」が発生します。これは、スタンダードタイヤでも同じことが言えます。写真のランフラットタイヤは内側の偏摩耗とスポット摩耗を併発してしまっています。

タイヤが丸く減っていない証拠です。タイヤの剛性が強いのに、その剛性を発揮するための内圧が足りない事でこのような現象が起こります・・・。このような摩耗が発生するから「一定区間の使用」が定められているんですね。こうなってから内圧を規定圧に戻しても手遅れです。きっとタイヤの「パターンノイズ」が異常な程発生する事でしょう・・・。

こうならない為にも、エアーチェックは細目にしてあげましょう。空気圧センサーが装備されているお車でも油断は禁物です。センサーによってはタイヤの左右差や抵抗値をCPUが判断して「内圧低下」を教えてくれる物があります。4輪が均等に内圧が自然低下すると「低内圧=パンク」と判断しない為です。こちらのタイヤもメルセデスに装着していたタイヤですから、空気圧センサーは装備されています。ですが、このような事になってしまい、内圧チェックを行った時はすでに「190KPA」でした。

ゴールデンウイークにお車でお出かけの方は、事前に車輌チェックをする事お勧め致します。予定通りに楽しい思い出を作って下さい。

 

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