なんでこんなに残溝に差が・・・

閲覧ありがとうございます。

今回は、ご依頼頂いた作業で気になった案件が有りましたので、書きたいと思います。
こちらの作業は、既存のホイールにスタッドレスタイヤとサマータイヤをシーズンごとに組替されているお客様の作業になり、スタッドレスタイヤへの組替なのですが、4本のスタッドレスタイヤの残溝がバラバラだったんです。
セリアル(製造年月日)は4015・0715がかく2本なんですけど・・・何故か1本だけプラットホーム露出ギリギリになっているんです。

ちゃんとローテーションを行っていればこんな事にはなりません。もし、なるとすれば車両側のアライメント不良又はタイヤ側の不良が考えられますが、溝の荒れ具合からみても単純なローテーション間違いにより1本だけ摩耗が進んでしまった可能性が高いですよね。

何故こんなことになるのでしょうか?作業を行ったお店が適正な作業・取付を怠った為としか思えません。2シーズン目の交換で1本だけスタッドレスタイヤとしての機能がほぼ終わってますなんて、エンドユーザーさんは思わないでしょうね・・・かわいそうです。

私的には、絶対に有ってはいけないことだと思います。お客様が「知らない・分からない」から良いだろう見たいな作業を無責任に行う事はあり得ないです。

受付と作業とが別々に行なわれているお店が大半ですが、接客スタッフと作業スタッフ間で意思疎通がしっかりとれてチームワークの良いお店さんでは今回の事例は皆無だと思いますが、チームワークがバラバラのお店だとあり得ない事例ではなくなってしまいます、そうした事が無いようにスタッフ教育は徹底されてなければなりません。

私が、タイヤ館時代は効率が悪いと言われてしまいそうですが、「接客~作業」まで対応していました。私とのお話で商品を決めて購入してくれて、色々なご相談を頂きましてご期待に沿った作業を完遂してお車をお返しすると言う流れが「信頼」に繋がると考えるからです。

お車を特に大事にされているお客様からは、「受付で「「こうして欲しい・・・」」と伝えても作業する人が違うから心配でピットスタッフにも同じことを伝えて面倒なんだよね」と伺ったことも有りました。

「点検にしても見てくれる人によってその都度違う事を言われる」と仰られているお客様もいらっしゃいました。

会社やお店での方針などがありますから、どちらが正しいかは分かりません。効率良く売り上げを伸ばしているから正解とも言えませんし、固定の常連さんが多いからが正解とも言い切れません・・・。

長~くなってしまいましたが、結論は「お客様の所有物は自分の持ち物と同じように大事に丁寧に取り扱う事が常識です!」ということでしょうかね。今回の事例は、これが出来ない作業員が少なからず存在していて、お客様に損害を与えていて、しっかり出来ている作業員に迷惑を掛けていると言う事でした。

本当に・・・残念です・・・。

 

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